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地図に残る仕事をしている

土木工事

大夫興野拡幅道路

PROJECT

目立たない、縁の下の力持ちのような存在

1985年 新卒入社

阿部 和明

土木部 / 次長

「土木は目立ってはいけない」が、阿部の持論だ。人の生活圏の中にモノを作る建築と違い、土木は何もないところに社会基盤を整備する、縁の下の力持ちのような役割を担う。「普段何気なく使っている道や橋がいつの間にかよくなっていた、と人々に感じてもらえたら、それでいいんです」と言う。そして、道路や河川などの工事の多くは公共事業であることから、要求に忠実に、品質を守って、安全性を追求する。そういうまじめさや我慢強さが土木に関わる者に求められる資質ではないかと思うんです」と、あくまでも謙虚。そして、「工事だって夜間に行ったり、道路や橋を使いながら傍らで遠慮しながら行ったりするでしょう」、と笑う。

微妙なアップダウン、不規則なカーブに苦しむ

2018年3月、阿部は前年度から継続する大きな案件を抱えていた。それは、一般県道島見新発田線総合活力大夫興野拡幅道路改良工事。新潟東港と新発田を結んで港湾の利便性を上げ、地域の活性化を図ることを目的とした道路整備事業だ。2車線の道路をまず東側で4車線化し、続いて阿部が西側で拡幅。その後、インターチェンジを建設し、周辺道路とつないでいくという、3期に亘る大規模工事である。「砂丘地で微妙なアップダウンがあり、もともとの道路は様々なカーブのある複雑な形状。さらに、公共事業では工事のために用地が取得されているので、その有効活用も命題。どのような形状の道路にするか、法線計画を決定するのが大変でした」。2019年3月、阿部は現場代理人として工事をやり遂げ、その工事は新潟県新発田地域振興局により優良工事賞を授与された。

地図に残る仕事に、大きな達成感を抱いている

公共事業は国や地方自治体が発注し、完成した社会インフラはそこで暮らす人々が使う。「つまり、クライアントとユーザーが違うんです。だから、工事では、クライアントの意図や要請に応えることはもちろん、ユーザーの声にも耳を傾け、気にかけていかなければ」と阿部。完成後の安全性や利便性はもちろん、工事期間中の安全や周囲への配慮、工事現場の美化にまで心を配る。「工事中も人々の生活は続いているのだから、当然のことでしょう」とさらりと言う。工事が終わると風景が変わり、道や橋に名前が付き、地図に書き加えられる。「その時が公共事業に関わる誇りを実感するときです。地図に残る仕事は他にはそうそうない。この仕事を選んでよかったと思っています」。照れ屋の阿部がにっこりと笑った。